2014年06月16日

皆さんはマーケティングスキルを、
STOCK(ストック)とFLOW(フロー)に
分けて考えたことはありますか?

経営学の本では、
STOCK型経営とFLOW型経営などと言いますが、
その場合、非常に端的な言い方をすると、
STOCK型は自社ビルなど固定資産を持ち、
そのメリットを活かして経営する方式で、
一方、FLOW型は自前の固定資産などは持たずに、
その流動性の高さを活かした経営を行う方式を指しています。

ただ、いずれにしても「どちらかを重視する」ということで、
STOCKとFLOWのどちらか一方だけを選ぶということでは
ありません。

実は、マーケティングスキルにも、
STOCK型スキルとFLOW型スキルが存在しているのですが、
それを意識していない方が少なからずいらっしゃるようです。

STOCK型スキルとは、
マーケティング活動を組み立てるフレームとなるスキルを言い、
長期に渡って使用可能なスキルです。

一方、FLOW型スキルとは
組み立てたフレームに肉付けを行うスキルを言い、
その時代その時代で効果的なスキルは移り変わっていきます。

この2つがゴチャ混ぜになると、
いきあたりばったりのマーケティング活動となってしまい、
その場しのぎの策を展開して効果が上がらないということに
なってしまいます。

そんな悲劇を少しでも回避するために、
今日は特別にSTOCKとして使える具体的なスキルを1つ
皆さんにお伝えしたいと思います。

それは、マーケターであれば誰でも1度は勉強したハズの、
「AIDMA(アイドマ)」です。

「何を今さら!」という声が聞こえてきそうですが、
マーケティング活動の中でも重要な活動であるプロモーション活動に
関して言えば最重要フレームはAIDMAです。

そのフレームを本当の意味で理解できていないのに、
やれBUZZマーケティングだ!
やれSNSでのコミュニケーションだ!
と騒いでも、混乱が増すだけで成果には結びつかないかと思われます。

仮にその時に成果に結び付いたとしても、
それはFLOW型スキルなので、
同じ活動をおこなっても次は成果に結びつかない危険性が
潜んでいるのです。


少し話が長くなりましたので、
FLOW型スキルについての解説はまた機会を見て行いますが、
皆さんの上司がSTOCK型スキルとFLOW型スキルの違いを
キチンと理解していることを切に祈っております。

違いの分からない上司の下で仕事をするのは、
とてもストレスがたまりますからね(^-^;