2013年10月08日

新聞各紙からテレビ番組まで、
NTTドコモの9月単月の契約数が減少していることを報道しています。

会社の目標数値に悩まされている人にとっては、
あまり他人事とは思えない報道ですね。

さてそこで!
ちょっと冷静になって考えてみましょう。

マスメディアの報道をサラっと読んでいるだけだと、
「iPhoneの在庫が十分ではなかった」
などに目を奪われてしまいますが、
今回は少し違った角度からの見方を提案します。

それは、
「契約数の増減は遅行指標である」という角度での見方です。

つまり、
契約数というものは、その月の営業活動の結果を示す指標なので、
完全に結果が分かった時は、その月はもう締まっています。

もはや何の手も打てません。

もちろん、NTTドコモのような大企業になれば、
契約数の増減を月の途中で把握しているでしょうが、
契約数が遅行指標であるという理解は非常に重要です。

なぜなら、遅行指標を基準にしていては、
行動を起こすタイミングが必ず1テンポ遅れるのです。

そのため、契約数との相関関係が深い、
何らかの先行指標を探し出すことが非常に重要となってきます。

例えば、新商品のカタログの減りが鈍った翌月は転出が増える等、
先行して把握し得る数字を探し出すのです。

たった1ケ月ではやれることも限られてしまいますが、
それでも結果が出た時には何も出来ない、という事態よりは、
何倍もいいかと思われます。

皆さんも、目標数値の先行指標が何なのか見付けてみると、
仕事を頑張る方法が少し変わってくるかも知れませんよ。

ちなみに、携帯電話の先行指標について、
思うところがあるのですが、それはまた機会を改めて記事に致します。