2014年06月07日

先日、某ファミリーレストランのサラダバーの事例を
紹介しましたが、今回は似たような事例で、
某ファーストフード店の事例を紹介したいと思います。


さて、下記写真は某ファーストフード店のカウンター席です。


見ている限り特に問題は無いように見えますが、
実は、使ってみるとかなり不便なことに気付きます!

写真をゆっくり見てみてください。。。。。。

何か気付きませんか?

そう!そうです!
カウンター席によくある荷物用の棚がありません。

これは、おそらくですが、
「座った時にヒザがぶつかって邪魔な割には、
大して荷物が置けない棚なら要らないのでは?」
という仮説に基づいてそうなったのではないかと思われます。
(単なるコストダウンだったとは思いたくありません・・・)

棚を省けば造作コストも下げられますので、
机の上で考えた限りでは正しい結論のように思えます。

しかし!
ここで思考を停止したことによって、
この店舗はランチタイムに効率の悪い事態が発生しています。

それは、すごく単純な話なのですが、
荷物の置き場が無いので、お客さんが隣のイスの上に荷物を
置いてしまうんです。

で、荷物の隣に座ったお客さんが、またその隣のイスに荷物を
置いてしまうので、人→荷物→人→荷物、という席順になって
しまい、カウンター席は半分程度しか機能しなくなってしまうのです。

では、では。
どうしたら良かったのでしょうか?

アナタならどうしますか?


今回の例も、先日のサラダバーくらいシンプルな結論です。


そう!
カウンターテーブルの下に荷物用フックを付ければ解決です!
(もちろん利用客のヒザにぶつからない奥側に付けます)

全ての荷物に対応できる訳ではありませんが、
大部分の荷物に対応できるので、
少なくとも現状よりは随分マシになると思います。

で、カウンター席の上には、
「テーブルの下にフックがございますので、
よろしければご利用ください」と書いたシールの1枚も
貼っておけば良いでしょう(^^)

利用する側が気持ち良く使えて、
お店側も座席の稼働率が上がる、
理想的なウィンウィンの解決策です。

たかがフックと笑われるかも知れませんが、
アナタのビジネスにも「たかがフック」が有るのではないですか?