2014年05月12日

先日、家族でファミリーレストランに行った時のことです。

そのファミリーレストランのメニューには、
デザートやパスタも楽しめるサラダバーが付いていたのですが、
サラダバーが混雑し過ぎていて、あまり楽しむことは出来ず、
家族揃って残念な思いをしました。

もちろん、混雑している時間帯に行ったことは自覚しているので、
仕方がないとあきらめていたのですが、
ふと「実は、みんな似たような思いでいるのでは?」と
思った時に、職業柄少々恐怖を感じました。

そうです。

「まあ、混んでるから仕方ないか・・・」

「だけど、あまり楽しめないから、もう家族揃って来ることは
ないかな~」

と思われていることは、
世の中には沢山存在しているのかも知れません!

しかも、その「不満」は気付けば簡単に修正できることなのに、
気付かないためにズルズルとダメージを拡大し続けるという、
厄介な「不満」です。

例えば、冒頭にお話ししたレストランのサラダバーですが、
自分がユーザーの立場に立ってみると原因は簡単。

料理を取るためのお皿が1箇所しかないため、
全員が皿を取るためにサラダバーの左端まで行かなくてはいけない。
 ↓
しかし、通路はヒト2人分のスペースしか無く、
誰かが料理を取っていると、その後ろを1人しか通行できない。
 ↓
よって、皿を取りに行く人と、パスタを取りに行く人が、
ウマくすれ違えない。(下図参照)

もちろん、通路スペースには制約があり、
これ以上広く確保することは難しいのでしょうから、
この場合の解決方法は、
「パスタコーナーにも皿を置く」という、
実に簡単な対処で、不満をかなり低減することが可能なハズです。

これは、「客」として使ってみないと意外と気付かない点の
良い例かと思います。

「そんな簡単なこと!」と笑う前に、
一度みなさんのお店や製品を「客」として見つめなおしては、
いかがでしょうか?

ちょっとしたことが、大きな違いを生み出すかも知れませんよ。