2013年05月07日

不定期ですが、
マーケティングの観点から気になる記事を紹介したいと思います。

第一回目の今回は、
東洋経済オンラインで見掛けた「すかいらーくグループ」の
記事について紹介したいと思います。
(2013年5月7日掲載の記事より)

記事の要旨としては、
・マクドナルドからすかいらーくグループに人材が流出していること。
・すかいらーくグループはマクドナルドのような効率的な経営を目指していること。

などが挙げられていました。

確かに、すかいらーくグループのような巨大なチェーン店には
効率的な経営スタイルは必要不可欠だと思いますので、
そこに反論するつもりはありません。

そして、記事はごく一部の事実を取り上げて、
人の耳目をひこうとしているのでしょうから、
記事に書かれていることが全てだとは思いません。

しかし!

しかしですよ、

マクドナルドが得意とする効率的経営で、
すかいらーくグループのメイン業態「ガスト」が
活力を取り戻すと皆さんは思いますか?

何故、消費者が「ガスト」から離れていったのか?

消費者の不満はどこにあるのか?

その不満が解決されない限り、
ガストの復権はなかなか難しいように思えてなりません。
(私はロイヤルホストを利用しています)

私が講師を務めている勉強会でよく話をするのですが、
お客様が持っている「不満」は、
企業にとっては「ターゲティングの対象」となります。

そこにターゲットを絞って地道に解決していくことこそが、
マーケティング活動なのだと私は考えています。

ターゲティングするための消費者の本音。

皆さんはちゃんと捉えていますか?